目次
先に結論:買うべきか?
結論から言うと、このグローブは「秋冬ショート丈」「小雨程度OK」「重すぎない防水」を求める人には合うが、真冬の長距離や雨天メインには向きません。
同価格帯の防水ショートに比べると「耐久性だけは飛び抜けて優秀」。ただし、定価1万3000円なら割高。1万円以下なら性能と価格のバランスが取れます。
同価格帯の防水ショートは選択肢が少なく、
「耐久性重視なら最上位。防寒重視なら他を選ぶべき」という立ち位置です。
総合評価:2.8/5 価格次第で評価が変わるグローブ。
1年間、秋冬限定で使用した結果をまとめるとこうなります:
- 使用シーズン:秋と冬のみ(春夏は完全にメッシュグローブ)
- 防水性能:小雨10分間の走行で浸水なし
- 冬の性能:気温3℃・低速走行で「指先が少し冷たい」程度
- 操作性:防水グローブとしては普通、でも重め
- 耐久性:メンテほぼゼロでも1年間、初期劣化の兆候なし
なぜこのグローブを選んだのか
私がSMX Z DRYSTARを購入した理由は明確でした。
冬用でもショート丈が欲しかった
ロンググローブは本当に使いづらい。
ジャケットの袖に入れても、外に出しても、どっちも違和感しかありません。袖の中に入れるとゴワゴワして操作性が悪くなるし、外に出すと見た目がダサい。そして何より、腕の動きが制限される感じが嫌でした。
「冬でもショート丈で、なおかつ防水性能がある」
この条件を満たすグローブを探した結果、このモデルに辿り着きました。
サイズ選び:レビューを信じてワンサイズダウン
購入前に他のレビューを確認したところ、「少し大きめの作り」という情報が複数ありました。
普段はLサイズですが、今回はMサイズを購入。
結果は大正解。Mサイズでジャストフィットでした。
サイズ選びのポイント
- このモデルは全体的に大きめ
- 普段のサイズよりワンサイズ下がちょうど良い
- ただし手が横に広い人は注意が必要
オンラインで購入する場合は、返品・交換対応のショップを選ぶことを強く推奨します。
基本スペック

- 価格帯:ミドルクラス(約1.3万円) ※amzonでの価格は値上がりしています
- 防水機構:DRYSTARメンブレン
- 形状:ショート丈・スポーツ寄り
- ナックル部:樹脂系プロテクター搭載
- スマホ対応:指先タッチ対応
「完全な冬用」ではなく、春秋+軽めの冬向けの防水グローブという位置づけです。
防水性能:小雨なら確実に防ぐ
正直に言うと、大雨の中での使用経験はありません。
これまで遭遇したのは10分程度の小雨だけです。
実際の防水テスト
小雨10分間の走行
- 浸水なし
- 内部は完全にドライ
- 手首部分からの浸水もなし
※これは「10分しか耐えられない」という意味ではなく、実際に遭遇した雨が10分間の小雨だったという意味です。
DRYSTARメンブレンの防水性能は、この程度の雨なら確実に防いでくれます。
豪雨は未検証
ただし、豪雨や長時間の雨天走行での性能は実証できていません。
注意点
- 手首部分からの浸水リスクは存在する
- ジャケットとの組み合わせが重要
- 長時間の豪雨走行は未経験
頻繁に雨天走行をする予定がある方は、他のレビューも参考にすることをおすすめします。
季節別使用レビュー

実際に使った季節:秋と冬のみ
春夏は絶対メッシュグローブです。
メーカーのスペック上は「3シーズン対応」となっていますが、私の実使用はこうです:
秋(9月〜11月):最適シーズン
気温10〜20度のレンジで最も快適に使えます。この季節のツーリングでは毎回これを使っていました。
秋のポイント:
- 朝晩の冷え込みにちょうど良い
- 日中も暑すぎない
- 防水性能で急な雨にも対応できる安心感
四国カルスト、気温3℃での実体験
基本的に低速走行でしたが、指先は「少し冷たいな」と感じる程度でした。耐えられないほどではありませんが、真冬の長距離ツーリングには厳しいかもしれません。
冬(12月〜2月):条件付きで使える
冬性能は「低速・市街地・昼間限定」なら問題ありませんが、
高速道路・早朝・長距離のどれか1つでも入るなら電熱グローブの方が確実です。
それかハンドルグローブのと併用か!?どちらかになります
冬の評価:
- 気温3℃で「指先が少し冷たい」
- 短距離・昼間なら問題なし
- 早朝や高速道路では防寒性不足を感じる可能性
- インナーグローブ併用で改善できそう
春(3月〜5月):使わない
蒸れます。
夏に使う理由は存在しません。
夏(6月〜8月):絶対無理
気温15℃を超えると手汗が気になります。
春はメッシュグローブの方が圧倒的に快適。
操作性とフィット感
作性:防水グローブらしく分厚い
生地は厚めです。最初はゴワつきを感じました。
薄手のグローブのような繊細な操作感を期待するとズレます。これは防水機構とのトレードオフなので、欠点というより「そういう性質」として受け入れる必要があります。
操作性の評価
- 細かいクラッチワークには慣れが必要
- ロンググローブに比べれば少しマシ
- でも薄手グローブと比較すると劣る
デザイン:気に入ってる
カーボン調のナックルプロテクターはスポーティで、黒を基調としたデザインは多くのバイクに合わせやすいです。
見た目に関しては期待通りで満足しています。
市場での位置づけ
- コミネやRSタイチの防水グローブは7,000〜10,000円程度
- 機能面ではSMX Zが優位だが、価格差も大きい
- ブランドプレミアムを許容できるかがポイント
- 品質と信頼性を重視するならアルパインスターズ
コストを抑えたい場合は国内ブランドの選択肢もありますが、アルパインスターズの品質と安心感は価格差に見合う価値があると感じます。
SMX Z DRYSTARグローブをおすすめできる人・できない人
1年間の使用経験から、このグローブが向いている人と向いていない人を明確にします。
こんな人におすすめ
推奨できるライダー
- 春秋冬の3シーズンツーリングが中心
- 防水性能を重視するが、ロンググローブは避けたい
- アルパインスターズブランドに信頼を置いている
- 操作性よりも防護性能を優先する
- 予算に余裕があり、品質重視
特に秋のツーリングシーズンをメインに活動するライダーには最適な選択肢です。
おすすめできない人
他の選択肢を検討すべきライダー
- 夏場もメインで使用したい
- 極寒地での冬季ツーリングが多い
- 繊細な操作性を最優先する
- コストパフォーマンスを重視
- 初心者で操作に慣れていない
夏や真冬の使用を考えている場合は、季節専用のグローブを選ぶべきでしょう。
1年使用後の状態
耐久性は文句なし
メンテナンスはほぼしていません。
気が向いた時に空気清浄機の吹き出し口にグローブをセットして乾かす程度です。
1年後の状態:
- 縫製のほつれ:なし
- 防水性能の低下:感じられない
- ナックルプロテクター:軽微な傷はあるが機能は維持
- グリップ部分:摩耗もほぼなし
- 手首のベルクロ:十分な粘着力を保持
ほぼメンテなしでこの状態を維持できているのは、さすがアルパインスターズの品質と言えます。
使用頻度と評価の注意点
使用頻度は2週間に1回程度、秋と冬のみです。
ただし、防水性能・縫製・生地に初期劣化の兆候が全くないことは確かです。ヘビーユーザー向けの耐久性評価は難しいですが、週末ライダーや季節限定で使う方の参考にはなります。
汗に濡れないだけで、くたびれ感や生地がボロボロになっている感じは一切ありません。
購入時のアドバイス
向いている人・向いていない人
こんな人にオススメ
- 秋冬のツーリングが中心
- ロンググローブのゴワつきが嫌
- 防水性能は欲しいけど、小雨程度でOK
- 操作性より安全性を優先する
- 1万円以下で買えるなら検討
オススメできない人
- 夏も使いたい → 絶対無理
- 微妙な操作性が許せない → 薄手グローブを選ぶべき
- コスパ重視 → 国内ブランドの方が良い
- 頻繁に豪雨の中を走る → より本格的な防水グローブを
- 1万3000円の価値を求める → 他の選択肢も検討を
総合評価(5段階)
- デザイン:★★★★☆(4.0)
- 防水性能:★★★☆☆(3.5)※小雨は確認済み、豪雨は未検証
- 冬の性能:★★★☆☆(3.0)※3℃で限界が見える
- 耐久性:★★★★★(5.0)
- 操作性:★★☆☆☆(2.5)
- コスパ:★★☆☆☆(2.0)
総合評価:2.8/5
最終的な購入判断
秋冬に限定すれば性能は悪くありません。耐久性も優秀です。
ただし、定価1万3000円の価値があるかは疑問です。セールや中古で1万円以下なら「買い」と断言できます。
デザインが気に入っていて、秋冬のツーリングが中心で、予算に合えば検討する価値は十分あります。
ただし、用途を明確にして、「自分の使い方に合っているか」を冷静に判断してから購入してください。
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このレビューは個人の使用経験に基づくものです。使用環境や個人差により感じ方は異なる場合があります。