HYOD COOL TECHを2年使用レビュー|UCHIMIZUとの違いと本音

お気に入りだったHYOD UCHIMIZUも、7年着ればさすがに色褪せが目立ってくる。

メインバイクのZX-10Rで着るにはちょっとくたびれてきたな、と感じ始めたのが2年前。

せっかく買い替えるならUCHIMIZUとは違うタイプも試したくて選んだのが「HYOD COOL TECH D3O® STRETCH PARKA(STJ493D)」だった。

フード付きのパーカータイプという、UCHIMIZUとは毛色の違う一着。2年間酷使してわかった本音を、良いところも悪いところも隠さず書く。

HYOD COOL TECHとは?UCHIMIZUからの乗り換え理由

UCHIMIZUの色褪せがきっかけ

7年使ったUCHIMIZUは生地こそ破れていないものの、色褪せがかなり進んでいた。

メインバイクのZX-10Rで着るにはさすがに見た目的にきつくなってきて、新調を決意。

せっかくならUCHIMIZUとは違うタイプも試してみたくて、パーカータイプのCOOL TECHシリーズに手を出してみた。

STJ493Dを選んだ理由

COOL TECHシリーズにはワッフル調のストレッチ生地(STJ491D・STJ492D)と、ストライプ柄のストレッチ生地(STJ493D・STJ494D)の2パターンがある。

ワッフル調は走行時の動きやすさを重視した作りだが、自分は普段着としても違和感なく着られる方を優先したかったので、ストライプ柄のSTJ493Dを選んだ。

公式スペックで見るCOOL TECHシリーズの特徴

接触冷感メッシュライナーの仕組み

裏地には接触冷感メッシュを採用している。

肌が触れた瞬間に熱が生地側へ移動する仕組みで、着た瞬間にヒンヤリ感じる。

公式でも熱中症対策としての効果がうたわれている。

パターン設計と生地について

バイクに乗っていない時間でも違和感なく着られることを意識した作りになっている。

前身頃にゆとりがある分、走行中の動きやすさではST-Xパターンに劣るとされているが、その分バイクを降りてからの使い勝手はいい。

身頃側面と下袖には通気性の高いメッシュ素材を使っている。

D3Oプロテクションと拡張性

肩・肘にHYODオリジナルのD3O®プロテクターを標準装備。

CE規格をクリアしていて、柔らかく動きやすいのがD3Oの強みだ。

背中はオプションでD3O® VIPER STEALTHバックボーンプロテクター、胸もオプションでHYOD D3O® AIR CHEST PROTECTOR(ワンピース/セパレート)を別途装着できる作りになっている。

スペック早見表(2年使用した筆者の体感評価)

項目評価(5段階)コメント
涼しさ★★☆☆☆冷感は着た瞬間だけ。UCHIMIZUの方が涼しい
動きやすさ・ストレッチ性★★★★★UCHIMIZUより明らかに上。体への追従感がいい
フードの安定感★★★★★走行中のバタつきはなし。心配して損した
バイクを降りてからの着心地★★★★☆パターン設計のおかげで普段使いもしやすい
安全装備の充実度★★★☆☆背中・胸ともに別売り。固定の遊びもやや気になる

※評価はすべて筆者の主観です。個体差・使用環境によって感じ方は変わるので、あくまで購入前の目安として見てほしい。

2年間ZX-10Rで着てわかった本音レビュー

フードのバタつきは皆無、これは正解

パーカータイプで一番心配していたのがフードの走行中のバタつきだったが、実際に走ってみると杞憂だった。

フードが暴れることもなく快適そのもの。

UCHIMIZUのパーカータイプを検討している人にも、この点は安心材料として伝えたい。

「接触冷感」は一瞬だけ、UCHIMIZUより暑いという現実

着た瞬間はたしかにヒンヤリする。

ただ、その冷感が続くのはほんの一瞬だけ。

ジャケットを着たままウロウロしていると普通に汗が出るし、信号待ちで止まっていると「普通に暑いな」というのが正直な感想だ。

UCHIMIZUに比べると生地自体が暑く感じる。接触冷感という言葉のイメージには期待しすぎない方がいい。

ストレッチ性はUCHIMIZUより明らかに上

涼しさではUCHIMIZUに軍配が上がる一方、着心地とストレッチ感についてはこちらの方が好みだ。

体の動きにジャケットがしっかり追従してくれる感覚があり、これはUCHIMIZUよりも気に入っているポイントだ。

信号待ちでの伸び、肩を回す動作、どれをとってもストレスがない。

正直に言う。COOL TECH PARKAのデメリット

背中プロテクターは別売り、しかも固定がちょっと不安

背中のプロテクターは標準装備されておらず、別途購入が必須。

しかもHYOD純正の背中プロテクターを装着しても、取り付け部分に遊びがあって「これ、走行中に落ちそうじゃないか」と感じるくらいの緩さがある。

ここは正直、もう少し詰めてほしかった部分だ。

自分が使っているのはHRZ723「D3O® VIPER AIR アップグレードバックプロテクター」。

CE規格(EN1621-2)レベル2をクリアした高いプロテクション性能に加え、通気性にも優れているのが特徴だ。

ただ、取り付け部分の遊びは気になる点で、走行中の安心感という意味ではもう一歩詰めてほしいところではある。

それでも通気性とCE規格レベル2という安全性能のバランスを考えると、選択肢としては悪くない。

胸プロテクターも変わらずナシ

UCHIMIZUの時と同様、胸のプロテクションも標準では入っていない。

ジャケット内側には面ファスナーでチェストプロテクターを固定できるアタッチメントが用意されているので、後付け前提の設計だ。

ここは以下の記事で詳しくまとめているので、揃えて考えたい人は参考にしてほしい。

▶ HYOD UCHIMIZU7年使用レビュー|胸プロテクター問題を徹底比較

UCHIMIZUとCOOL TECH PARKA、結局どっちがいいのか

単純に涼しさだけを求めるならUCHIMIZUの方が一枚上だと感じる。

一方で、動きやすさやフィット感、フード付きの使い勝手を求めるならCOOL TECH PARKAの方が満足度は高い。

どちらも背中・胸のプロテクターが別売りという点は共通なので、そこは最初から予算に組み込んで検討した方がいい。

プロテクター込みで揃えないと結局後悔する

正直な話、ジャケット本体だけ買って満足してしまう人は多い。

でも背中・胸のプロテクターを後回しにしたまま何年も乗り続けている人ほど、いざという時に「あの時ちゃんと揃えておけば」と後悔しやすい。

ジャケット本体の価格だけで予算を使い切るのではなく、最初からプロテクター込みの総額で考えておいた方が、後から追加購入する二度手間もなくなるし、結果的に納得感も高い。

よくある質問

ワッフル調(STJ491D/492D)とストライプ柄(STJ493D/494D)、どっちがいい?
走行時の運動性能を優先するならワッフル調、バイクのっていない時の着心地とシルエットも重視するならストライプ柄がおすすめ。自分はストライプ柄を選んで満足している。
背中プロテクターの「遊び」はどのモデルでも起きる?
個体差やサイズ選びによっても変わる可能性がある。購入時に試着して、背中プロテクターを装着した状態での固定感を必ず確認してほしい。
UCHIMIZUと両方持つ意味はある?
ある。真夏の炎天下ツーリングはUCHIMIZU、動きやすさ重視の街乗りや気温が読みにくい日はCOOL TECH PARKA、と使い分けると快適さが変わる。

こんな人にHYOD COOL TECHはおすすめ

  • 涼しさより動きやすさ・ストレッチ性を優先したい人
  • フード付きでも走行中のバタつきが気にならないジャケットが欲しい人
  • 背中・胸のプロテクターは自分で選んで後付けする前提の人
  • バイクを降りてからの着心地やシルエットも妥協したくない人

まとめ:涼しさより動きやすさを取るならコッチ

まとめると、HYOD COOL TECHは「涼しさ最優先」のジャケットではなく、「動きやすさとフード付きの快適さ」を求める人向けの一着だ。

接触冷感の効果は着た瞬間だけと割り切って、信号待ちでは普通に暑くなることを前提に考えた方がいい。

逆にストレッチ性の高さと、フードがバタつかない安心感は、UCHIMIZUにはなかった明確なメリットだ。

ただし背中・胸のプロテクターが別売りなのは変わらず、しかも背中プロテクターの固定には少し不安が残るので、そこは購入前に必ず理解しておいてほしい。

トータルで見れば、涼しさ重視ならUCHIMIZU、着心地とストレッチ重視ならこちら、という使い分けが自分なりの結論だ。

買うと決めたら、ジャケット本体だけで満足せず、プロテクター込みの総額で予算を組んでおくことを強くすすめる。

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