GOLDWIN ツーリングリアバッグレビュー|ZX-10Rで1年半使用した本音とSS乗り必見の注意点

愛車はカワサキのZX-10R。SS(スーパースポーツ)ならではのシャープなシルエットが気に入って乗っていますが、ツーリング用のバッグ選びに関しては、この手の車種ならではの悩みがついて回ります。

タンデムシートが小さく、運転席と段差がある形状なので、シートバッグの選択肢自体があまり多くないのです。

そんな中、カワサキのグリーン系の車体色に合うシートバッグを探していて見つけたのが、GOLDWIN(ゴールドウイン)の「ツーリングリアバッグ32」GSM27002でした。

ブラック×オリーブのカラーリングが車体のグリーンとの相性抜群で、一目惚れして2021年にAmazonで購入。

価格は14,261円でした。そこから約1年半、次のバッグに乗り換えるまでメインのツーリングバッグとして使い倒しました。

正直かなり気に入って使っていたバッグですが、SSタイプのバイクで使う上では、ちょっとしたクセもありました。今回は良かった点も、気になった点も、ZX-10Rで実際に使い倒した立場から包み隠さずレビューしていきます。

※現在このモデルは残念ながら販売終了・取扱終了となっているようです。
中古での入手が中心になると思われるので、これから探す方は参考にしてください。

製品スペック

購入したのは「ツーリングリアバッグ32」GSM27002、カラーはブラック×オリーブです。

ツーリングリアバッグ32(GSM27002)

  • カラー:ブラック×オリーブ
  • 容量:約25-32L(30×42-55×23cm)
  • 素材/材質:840D ナイロン
  • 仕様:背面アルミフレーム内蔵
  • 付属品:蛍光色レインカバー、セッティングベルト、ショルダーベルト、Xベルト
  • 生産国:ベトナム
  • 購入価格:14,261円(Amazonで購入)

ちなみに一回り小さいサイズの「ツーリングリアバッグ23」GSM27003(容量約17-23L)というモデルも同時にラインナップされていました。カラー展開はどちらのサイズも同じで、ブラック/ブラック×オリーブの2色。違いは純粋にサイズ(容量)だけです。

購入のきっかけ:前に使っていたバッグでは容量が足りなかった

このバッグを買う前は、タナックス(TANAX)の「MOTOFIZZ シェルシートバッグ MT ブラック」MFK-238(容量10-14L)を使っていました。

今はアップガレージに売却してしまい手元にないのですが、このバッグだと容量的にかなり厳しかったんです。

自分の場合、趣味でカメラを持って行くこともあり、そこに旅行用の着替えや最低限の荷物を詰めようとすると、10-14Lではまったく足りませんでした。カメラを優先すると着替えを減らす、着替えを優先するとカメラを減らす、みたいな取捨選択を毎回強いられていたんですよね。

そこで容量を求めてたどり着いたのが、25-32Lまで拡張できるGSM27002でした。

良かったところ:容量可変システムが本当に便利

このバッグの一番のお気に入りポイントは、なんといっても容量可変システムです。

  • 荷物が少ない日帰りツーリング → コンパクトに絞ってスッキリ
  • 帰りにお土産や買い物が増えた → マチを広げて25L→32Lまで拡張してしっかり収納

この「行きは小さく、帰りは大きく」という使い方ができるのは本当に便利で、ツーリングに行くたびに愛用していました。

背面にアルミフレームが内蔵されているおかげか、荷物を詰めても型崩れしにくく、見た目もスマートなまま。

車体にフィットする感じも気に入っていたポイントです。

付属品も地味に優秀で、蛍光色のレインカバーは急な雨のときにサッとかぶせられて安心感がありました。

ショルダーベルトも付いているので、バイクから降りたあとに肩掛けでそのまま持ち歩けるのも便利でした。

気になったところ:SSバイクだと前にズレてくる

固定方法はX型のベルトのみで、バッグ自体はタンデムシート上に置いているだけの状態です。

そのため、前後方向にはわりと自由に動きます。

具体的には、ブレーキをかけるたびにバッグがじわっと前にズレてきて、腰のあたりにゴツンと当たる。

最初は気にならなかったのですが、これが毎回続くとだんだん鬱陶しくなってきました。

「また前に来た…」とその都度後ろに押し戻す、という地味なストレスです。

対策として試したのはこんなところです。

  • ナンバープレート付近に荷掛け用のフックを追加して、後ろ方向に引っ張るようにベルトを増設
  • Xベルトの締め方や角度をいろいろ調整

ある程度は改善したものの、根本的な解決には至りませんでした。押したり揺すったりして確認してみても、Xベルトをどれだけ強く締めても、バッグそのものが前後にスライドする動きは止めきれませんでした。

それでも「うざいな」と思いながらも、ツーリングに行くたびに結局このバッグを持ち出していたので、総合的な満足度は高かったのだと思います。

原因はたぶん「ZX-10Rのシート形状」

いろいろ試して気づいたのは、これはバッグの品質の問題というより、ZX-10RのようなSSバイクのシート形状との相性の問題ではないかということです。

SSタイプは運転者側のシートとタンデムシートが分離した形状で段差があることが多く、タンデムシート単体が短く傾斜もついているため、荷物が乗る面積が小さく、Xベルトだけで踏ん張らせるのが難しいのだと思います。

ZX-10Rのタンデムシートも例に漏れず小さめで、ブレーキング時の荷重がそのままバッグの前方向へのスライドにつながっていた印象です。

一方で、Amazonのレビューを見る限り、ネイキットタイプやツーリング向けバイクで使っている方は普通に満足されている様子でした。

写真付きレビューを見ても、シートが広めで運転席と一体的な形状の車種であれば、しっかり固定されて快適に使えているようです。

SS以外の車種じゃなければ、もっとがっちり固定できるバッグなのだと思います。

約1年半使ってみて、結局どうなったか

2021年に購入してから、次のバッグに買い替えるまでの約1年半、ツーリングのたびにこのバッグをメインで使い続けました。

前ズレのストレスはありつつも、容量可変の使いやすさとデザインの良さで、結局手放せなかったというのが正直なところです。

その後、この「前にズレてくる問題」を対策した後継的なバッグに乗り換えて、現在はそちらを使っています。

この乗り換え後のバッグについては、また別の記事で改めて紹介しようと思います。

役目を終えたGSM27002は、今は普通のバッグとして、車に荷物を積むときや、サーキット走行時に使っている101Lのボックスの中で、小物入れ用のバッグとして第二の人生を送っています。

デザインも作りも気に入っているので、捨てずに形を変えて使い続けている感じです。

こんな人にはおすすめ・こんな人は要注意

おすすめできる人

  • ネイキット、ツアラー、アメリカンなど、タンデムシートが広めで運転席と一体的な形状の車種に乗っている人
  • 容量を変えて使いたい人(日帰り〜1泊程度のツーリングメイン、カメラや着替えなど荷物が多めになりがちな人)
  • デザイン重視で、車体カラーに合わせたい人(特にブラック×オリーブはカーキ〜グリーン系の車体と好相性)

注意が必要な人

  • ZX-10Rのような、タンデムシートが小さく運転席と段差があるSSタイプに乗っている人
  • ブレーキング時の前ズレがどうしても気になりそうな人
  • がっちり固定して振り落とされる不安なく使いたい人

まとめ:容量可変は神だが、SS乗りは固定方式を覚悟して選ぶべし

GOLDWINのツーリングリアバッグ32(GSM27002)は、容量可変システムとデザイン、素材の質感まで含めて、ZX-10Rで約1年半使い倒しても不満のない完成度の高いバッグでした。

前に使っていた10-14L程度のシートバッグでは足りなかったカメラや着替えも、25-32Lまで拡張できることで無理なく収納できるようになったのは大きな進化でした。

蛍光色レインカバーやショルダーベルトといった付属品も実用性が高く、価格の14,261円に対して十分満足できる内容だったと思います。

ただし、SS系のバイクで使う場合は、Xベルトだけの固定方式では、ブレーキング時にバッグが前方へジワジワとズレてくる現象は覚悟しておいた方がいいでしょう。

タンデムシートが小さく段差のあるSS特有のシート形状と、面で支えられない固定方式の相性があまり良くないというのが、1年半使い倒した結論です。

ナンバープレート付近にフックを追加したり、ベルトの締め方を工夫したりしてもある程度の改善に留まり、根本的な解決には至りませんでした。

逆にネイキットやツアラーなど、タンデムシートが広く運転席と一体的な形状の車種であれば、その心配はかなり少ないはずです。これから中古などで探す方は、まずご自身のバイクのシート形状(運転席とタンデムシートが一体か、段差があるか)を確認した上で検討してみてください。

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