GOLDWIN ツーリングリアバッグレビュー|キャンプで感じた「容量不足」のリアル

「バイクでキャンプに行きたい」と思い立って探したのが、GOLDWIN(ゴールドウイン)の容量可変48L-78Lのツーリングリアバッグでした。2021年10月にAmazon.co.jpで購入、価格は12,917円。それまで使っていたツーリングリアバッグ(25-32L)ではキャンプ道具まではとても収まらないと分かっていたので、今度は容量をしっかり重視して選びました。カラーは以前使っていたバッグと同じ系統で揃えています。

最初はZX-10Rに積んで使っていたのですが、正直なところ「これでもキャンプ初心者には容量が足りないかも」と感じるレベルでした。今回はそのあたりの実際の使用感を、包み隠さずレビューしていきます。

  • 荷掛けフック式の固定方式は本当に前ズレしないのか
  • 48L-78Lでキャンプ道具一式は実際に収まるのか
  • 何泊のキャンプツーリングまで対応できるのか

この3点を中心に、実際に使い倒した本音でお伝えします。

製品スペック

  • 商品名:ツーリングリアバッグ(容量可変48L-78L)
  • カラー:以前使っていたバッグと同系統(ブラック×オリーブ系)
  • 容量:約48-78L(容量可変システム)
  • 購入価格:12,917円(Amazon.co.jpで購入)
  • 購入時期:2021年10月
このシリーズについて(補足)

ゴールドウインモーターサイクルは、もともと1983年にGWスポーツというブランド名でスタートしたメーカーです。スポーツ用品づくりで培ったノウハウを活かした製品づくりに定評があります。

ゴールドウインのツーリングリアバッグシリーズは、商品名の末尾についている数字が最大容量を表す仕組みになっていて、ラインナップは全部で4種類。

日帰りツーリングなど普段使い向けのスモールタイプ(23L・32L)と、キャンプ用品もまとめて収納できるラージタイプ(53L・78L)に分かれています。自分が普段のツーリングで使っていたのはスモールタイプの32L、今回キャンプ用に選んだのはラージタイプの方、という位置づけです。

大容量タイプならではの機能もいくつかあります。使わないときはコンパクトに畳める仕様になっているほか、上部のトップフラップで衣類を軽く挟み込めるようになっていて、これはスモールタイプにはない機能です。開口部は上面と両サイドの計3カ所に設けられていて、テントのポールなど長尺物も出し入れしやすい設計です。フルに開いた状態だと全幅は68cmほどにもなるので、コットのような長尺のキャンプ用品や、コールマンのツーバーナーコンロのようにかさばる道具も収納できる余地があります。バイクを横付けできないキャンプ場では、付属のショルダーベルトで肩掛けにして運べますし、両サイドのハンドグリップはバッグをタンデムシートまで持ち上げる際に地味に助かるポイントです。

購入のきっかけ:キャンプ道具は次元が違う量になる

それまで使っていた25-32Lのツーリングリアバッグ(レビュー記事はこちら)は、普段のツーリングでは十分な容量でしたが、キャンプ道具一式となると話は別です。

テント、寝袋、調理器具、食材など、キャンプに行くとなると荷物の量が一気に跳ね上がります。

そこで、見た目よりもとにかく容量を優先して選んだのが、48L-78Lまで拡張できるこの大容量タイプでした。

固定方式が変わった:Xベルトではなくベルトループ式

これまでの25-32Lタイプのツーリングリアバッグは、ゴールドウイン独自のX型装着ベルトのみでタンデムシート上に乗せているだけの固定方式でしたが、こちらの大容量タイプは違います。車体のタンデムステップ部分などにあるフックへ、ベルトループを引っ掛けて固定する仕組みです。

正直、最初は「ちょっと面倒だな」と思ったのですが、使ってみるとこの固定方式のおかげで、以前のバッグで悩まされていたブレーキング時の前ズレが一切なくなりました。

フックでしっかり固定されるので、大容量で重量が増しても安定感があります。

「面倒だけど、確実に固定される」というトレードオフは、キャンプ道具という重い荷物を積むことを考えると納得のいく仕様でした。

実際に詰めていたキャンプ道具

キャンプツーリングに行くときは、このバッグにテント・コット・机・イス・バーナー・マクラといった装備を詰め込んでいました。このあたりを一式入れると、正直もう結構いっぱいいっぱいになる感覚です。

冬用の寝袋になると、さすがにこのバッグには入りません。タープに関してはもっと無理、というのが正直なところです。夏場の薄手の寝袋くらいまでが現実的なラインだと思います。

小物類については、このバッグだけで完結させるのを諦めて、ヘンリービギンズ(Henly Begins)のバイク用シートバッグ「SYSTEM用システムポーチ 4.5L」DH-754を追加で購入し、そちらに収納するようにしていました。それでもまだ荷物が増えるようなときは、リュックに入れて対応する、という運用です。

それでも足りなかった:キャンプ初心者には容量不足

ここが一番伝えたいポイントなのですが、48L-78Lまで拡張できるこの大容量バッグでも、キャンプ道具一式を積むとなると正直ギリギリ、というかむしろ足りないレベルでした。

自分の場合、食材を入れる用のリュックを、バッグの上にくくりつけて運んでいます。

着替えに関してはこのバッグの中には入っていません。

つまり、大容量と言われるサイズのバッグをフル活用してもなお、食材用の荷物ははみ出し、着替えのスペースは確保できていないという状態です。

キャンプ道具というのは、テント・寝袋・マット・調理器具・食材・着替え・防寒具など、想像以上にかさばる荷物の集合体です。

48L-78Lという数字だけ見ると十分に思えるかもしれませんが、実際にキャンプ装備一式を積もうとすると、キャンプ初心者が思っている以上にすぐ埋まってしまう、というのが正直な感想です。

どのくらいの日程まで対応できるか

今の使用感でいうと、このバッグ単体でまかなえるのは1泊2日程度のキャンプツーリングかな、というレベルです。

それ以上の日数を重ねるとなると、このバッグだけでは荷物が入りきらず、サイドバッグなど追加の積載装備が必要になってくると思います。

連泊キャンプツーリングを考えている人は、このバッグ単体で完結させようとせず、最初からサイドバッグとの併用を前提に計画したほうが良さそうです。

現在の状況:通勤用に買った250ccがメインになり、キャリアボックス中心に

このバッグは今も手元にありますが、キャンプツーリング用としての出番はなくなりました。

今は普通にモノ入れとして使っています。

理由はキャンプ用にバイクを乗り換えたというより、ZX-10Rでのポジションがきつくなってきたことが大きいです。

1000km級の弾丸ツーリングも普通にこなしていたくらいなので、長距離自体が走れないわけではないのですが、10Rの前傾姿勢だと首の痛みがつらいというのが正直なところでした。

そこで通勤用に250ccのネイキットバイクを購入したのですが、これが結果的に通勤・ツーリング・キャンプすべてをこなすメインの1台になりました。

燃費が良く、ネイキットなので姿勢的に首が疲れにくいのもポイントです。

ただ、パワーに関しては正直物足りなさを感じる場面もあります。

荷物を積みまくった状態で山道を走ると、もう少し速度が出てほしいと思うことはありますが、法定速度自体は問題なく出るので、実用上困ることはありません。

このバイクでは、キャンプ装備の積載はキャリアボックスがメインになっているため、今回紹介したバッグはキャンプツーリングでの出番がなくなり、今は普通のモノ入れとして活躍しています。

バッグ自体の性能には満足していたのですが、キャンプという用途においては、最終的にボックス型の積載方法のほうが今の自分には合っている、という結論になりました。

こんな人にはおすすめ・こんな人は要注意

おすすめできる人

  • 普段のツーリングバッグとは別に、キャンプ専用の大容量バッグを探している人
  • 荷掛けフックを使った確実な固定方式を求めている人(前ズレが気になる人)
  • 1泊2日程度のキャンプツーリングをメインに考えている人

注意が必要な人

  • 2泊以上の連泊キャンプツーリングを、このバッグ単体でまかないたい人(サイドバッグ併用が前提になります)
  • 荷掛けフックの取り付けが面倒に感じる人
  • 着替えまで含めてこのバッグ1つに収めたい人

よくある質問

GOLDWINツーリングリアバッグ(48L-78L)は何泊のキャンプツーリングに対応できますか?
このバッグ単体でまかなえるのは1泊2日程度が目安です。それ以上の連泊になると、サイドバッグなど追加の積載装備が必要になってきます。
固定方式はXベルトですか?
いいえ
25-32Lのスモールタイプはゴールドウイン独自のX型装着ベルトですが、48L-78Lのラージタイプは車体のタンデムステップ部分などのフックへベルトループを引っ掛けて固定する方式です。
冬用の寝袋やタープも収納できますか?
テント・コット・机・イス・バーナー・マクラといった基本装備だけでもかなりの容量を使うため、冬用の寝袋やタープは現実的には収納が難しいです。夏場の薄手の寝袋くらいまでが目安になります。

まとめ:固定力は大幅改善、でも容量は「思ったより足りない」が本音

最大の魅力は、荷掛けフックで車体にしっかり固定する方式のため、ブレーキング時の前ズレが解消されたことです。

重量のあるキャンプ装備を積む上でも安定感があり、固定力に関しては満足度が高いです。

ただし、48L-78Lという数字だけを見て安心していると、実際にテント・コット・机・イス・バーナー・マクラといったキャンプ道具一式を積んでみると、想像以上にすぐ埋まってしまいます。

冬用の寝袋やタープはそもそも入らず、小物類はヘンリービギンズのシステムポーチを追加購入して分散させるほどでした。

自分の場合も食材用のリュックをバッグの上にくくりつけざるを得ず、着替えのスペースはこのバッグの中には確保できませんでした。

このバッグ単体でまかなえるのは1泊2日程度が目安で、それ以上の連泊を考えるならサイドバッグとの併用が前提になると思います。

現在は首の痛みがつらくて通勤用に買った250ccがメインの1台になり、そちらではキャリアボックス中心の積載に切り替えたため、このバッグはキャンプツーリングでの出番がなくなり、今は普通のモノ入れとして使っていますが、バッグ自体の固定力や作りには満足しており、用途によっては今でも有力な選択肢だと感じています。

関連記事

さらに深掘り

あわせて検討すべき視点

【重要】出発前に見ておくべきリスク管理

シェア

見逃した記事

コメントを残す