一番最初に使っていたのはタンクバッグだった話

これまでシートバッグ遍歴の記事をいくつか書いてきましたが、記憶をたどれる範囲で一番古い積載装備は、シートバッグではなくタンクバッグでした。2015年、当時乗っていたZX-6Rの時代に使っていたのは、マグネット式のタンクバッグです。

ただし正直に言うと、当時の記憶は曖昧で、同じ時期に何かしらのシートバッグも併用していた形跡もあります。どちらが先だったのか、両方同時に使っていたのかは、はっきり思い出せません。ここでは、写真に残っている範囲で確実に使っていたと分かる「タンクバッグ」についてのエピソードとして書いていきます。

タンクバッグで十分だった時代

当時はカメラという趣味にまったく興味がなく、写真を撮るならスマホで十分と思っていました。

スマホはスマホホルダーに取り付けていたので、バッグに入れる必要があったのは財布や鍵といった小物類くらいです。

これだけの荷物量なら、正直タンクバッグ一択でした。

マグネット式でサッと着脱できて、必要な小物さえ入ればそれで満足。今のようにカメラやPC、着替えまで積む生活とは真逆の、ミニマルな積載スタイルだった時代です。

気にしていたけど、実際は大丈夫だったタンクの傷

マグネット式ということもあり、当時気にしていたのが、給油のたびに取り外すことでタンクに傷が入るんじゃないかという不安でした。

取り外すとき、引っ張ってズラすとタンクの塗装がやられるんじゃないか、と使うたびにちょっとした緊張感がありました。

結果的に、そこまで乱暴に引っ張ったりズラしたりする使い方はしていなかったこともあり、タンクに傷が入ることはなかったと記憶しています。

とはいえ、マグネット式のタンクバッグにはこの手の不安がつきまとうのは事実で、神経質な人にとっては地味にストレスになるポイントだと思います。

後日談:後輩がめっちゃ有効活用してくれていた

譲った後輩の使い方を見て、正直「これはアリだな」と思わされました。リアキャリアボックスを後ろに付けて、前のタンクバッグには貴重品を入れるという組み合わせで運用していて、話を聞いた時に「めっちゃ活用してくれてるやん」と嬉しくなったのを覚えています。

今の時代なら、タンクバッグはむしろアリだと思う

今振り返ると、タンクバッグという選択肢自体は今の時代でもかなりアリだと思っています。当時はスマホをナビ代わりに使う人が多かったですが、今はスマートモニターを取り付けている人も増えてきているので、スマホをナビにする必要がなくなってきています。

そうなると、タンクバッグの中に入れるものは、スマホ、財布、モバイルバッテリー、充電ケーブル、タオル、常備薬、目薬、日焼け止めあたりで十分事足ります。

中でもおすすめなのが、タンクバッグがそのままショルダーバッグに変形できるタイプです。

ツーリング中はタンクバッグとして使い、現地に着いたらそのままショルダーバッグとして持ち歩く、という使い方ができます。

運転中は背負う必要がなく、ポケットに荷物を入れる必要もないので違和感なし。観光地を巡るときはショルダーバッグとして肩から下げておけるので、バイクに置きっぱなしにする盗難の心配もありません。

給油のダルさ問題:GIVIのアタッチメント式という選択肢

ただし、大きすぎるタンクバッグを選ぶと、給油のたびにズラすのが地味にダルいという問題があります。

この点、GIVIには給油口の周りに固定するアタッチメントタイプがあるようで、給油のたびにバッグ全体をズラす必要がない仕様になっています。

実は、後輩に譲ったタンクバッグは、年数が経って加水分解してダメになってしまい、その後GIVIのアタッチメントタイプに買い替えたそうです。

「給油するときダルくない?」と聞いたのですが、「別にそこまで気にならない」とのこと。

理由を聞くと、乗っているバイクがVストローム250で燃費が化け物レベルに良いので、そもそも給油の頻度自体が少ないとのことでした。

つまり、燃費の良いバイクに乗っているなら、アタッチメントで完全固定するタイプを選ぶのもアリだと思います。ちなみにこのGIVIタイプもショルダーバッグに変形できるとのことでした。

見た目のバランス:SSでタンクバッグ単体は要検討

見た目に関しては、大きすぎるタンクバッグを付けるとバイクの見た目が気になる、という声もあると思います。

ただ、リアボックス・サイドボックスまで完備したガチのツアラー装備にタンクバッグを追加したところで、正直かっこ悪くはなりません。

むしろ全体のバランスとして自然に馴染むと思います。

一方で、SSバイクにタンクバッグだけをポツンと付けるスタイルは、見た目のバランス的に一度考えた方がいいかもしれません。

積載量に対してバイクの性格が違いすぎると、ちぐはぐな印象になりやすい気がします。

盗難対策の考え方:固定されたボックスは別枠でアリ

バッグの数を絞りたいという考え方の一方で、車体にガッチリ固定されていて盗難の心配が少ないキャリアボックスのようなものに関しては、別枠で全然アリだと思っています。

実際、今乗っているジクサー250にはキャリアボックスが付いているのですが、そこにカメラを入れて、これまでポケットに入れていた鍵や目薬といった小物類は、タンクバッグを導入してそちらに入れようかと今検討しています。

要するに、今までボックスの中にカバンごと放り込んでいたものが、タンクバッグに置き換わるだけの話です。

ボックス自体は車体に固定されていて盗難の心配がないので、そこにタンクバッグをプラスするのは、最初に書いた「バッグを増やしたくない」という考え方とも矛盾しません。

ガチのツーリングでカメラは別のバッグに入れる、というスタイルであっても、タンクバッグという選択肢は十分アリだと思います。

正直、この記事を書いていて、マジで購入を検討してもいいかもと思い始めています。

ジクサー250は、ちょっとスーパーに買い物に行きたいときにもたまに出すのですが、そのときはキャリアボックスの中にカバンを入れていて、スーパーでの買い物中は結局そのカバンを背負う羽目になります。

タンクバッグがあれば、ボックスの中身をその分減らせますし、ちょっとした外出でも身軽になれそうだな、と改めて思っています。

出番がなくなった理由:カメラという趣味の誕生

このタンクバッグの出番がなくなった理由は、単純にカメラが入らなくなったからというより、荷物やバッグの数はできるだけ絞りたい、という考え方が根底にありました。

バッグの数が増えすぎると、観光地に着いたときに「このバッグどうする?」という盗難リスクの問題が出てきます。

カメラという荷物が増えたタイミングで、バッグを分散させるよりは、まとめて持ち出せる別の積載方法に切り替えた、というのが実際のところです。

そこから、このタンクバッグは自然と使われなくなり、最終的には会社の後輩に「いる?」と聞いて譲りました。

正確な前後関係は覚えていませんが、記憶をたどれる範囲では、これが自分の積載装備の一番古い記憶です。

今振り返って思うこと

当時のタンクバッグは、荷物が少ない人には今でも十分アリな選択肢だと思います。

マグネット式の手軽さは魅力的ですし、財布・鍵・スマホ程度の荷物量なら、これ以上の装備は正直オーバースペックです。

ただ、趣味や荷物の量というのは変化していくものです。

自分の場合はカメラがそのきっかけでしたが、ツーリングのスタイルが変わるたびに、積載装備も見直していく必要があるんだな、というのを今更ながら実感します。

この後のシートバッグ遍歴は、まさにその「変化への対応」の記録とも言えます。

こんな人にはタンクバッグがおすすめ

  • 荷物が財布・鍵・スマホ・モバイルバッテリー程度で収まる人
  • スマートモニターを導入していて、スマホをナビ代わりにする必要がない人
  • タンクバッグ⇄ショルダーバッグに変形できるタイプで、観光先での盗難リスクを減らしたい人
  • 燃費の良いバイクに乗っていて、給油頻度が少ない人(GIVIのアタッチメント式など固定タイプも選択肢に)
  • リアボックス・サイドボックス完備のツアラー装備の人(タンクバッグを足しても違和感なし)

2015年、ZX-6R時代に使っていたマグネット式のタンクバッグは、型番もメーカーも記憶が定かではない一台ですが、写真に残っている範囲では自分の積載装備の一番古い記憶です(同時期に何かしらのシートバッグも使っていた形跡があり、正確な前後関係までは思い出せません)。

当時はカメラに興味がなく、スマホと財布・鍵くらいしか荷物がなかったので、タンクバッグ一つで十分すぎるほど足りていました。

給油時の取り外しでタンクに傷が入るんじゃないかという不安はありましたが、結果的に傷がつくことはありませんでした。

その後カメラという趣味を持つようになったことで、荷物やバッグの数はできるだけ絞りたいという考えから、まとめて持ち出せる別の積載方法に切り替え、会社の後輩に譲ることになりましたが、その後輩がリアキャリアボックスと組み合わせてめちゃくちゃ有効活用してくれていて、正直「これはアリだな」と思わされました。

今はスマートモニターの普及でスマホをナビにする必要も減ってきているので、タンクバッグという選択肢自体、今の時代でもむしろ有力だと思っています。

特にタンクバッグ⇄ショルダーバッグに変形できるタイプは、観光先での盗難対策にもなるのでおすすめです。

給油の手間が気になるなら、GIVIのアタッチメント式のような固定タイプも選択肢に入ってきます(燃費の良いバイクなら特に相性が良いはずです)。

車体に固定されたキャリアボックスのような盗難リスクの低い装備との組み合わせなら、バッグを絞りたい考え方とも矛盾しないので、実際に今乗っているジクサー250にも、キャリアボックス+タンクバッグという組み合わせの導入を検討しているところです。

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