バイクのシートバッグの選び方|5個全部試して分かった

シートバッグ選びで、これまで何度も失敗してきた

カメラという趣味ができ、キャンプに行くようになり、宿泊ツーリングの日数が伸び、SSバイク特有の「シートバッグが前にズレてくる」問題にぶつかり…と、荷物とバイクライフの変化に合わせて、これまで何個ものシートバッグを乗り継いできました。それぞれ「これで完璧」と思って買ったのに、次の壁にぶつかって次の一台を探す、というのを繰り返した結果です。

この記事は、その全部の経験をふまえた「結局どのシートバッグを選べばいいのか」の結論です。個別の詳しいレビューは各記事にリンクしているので、まずはここで自分に合うタイプを見つけてください。


先に結論だけ知りたい人へ

一番良かったのは、HenlyBegins シートバッグPRO2(DH-759)です。SSバイク特有の「前ズレ」を完全に解決してくれた、正直これ一択と言えるバッグです。2〜3泊のツーリングがメインなら、まずこれを見てから他の選択肢を検討することをおすすめします。

HenlyBegins シートバッグPRO2(DH-759)を見る

比較表:用途別にひと目で分かる

用途商品容量固定方式特徴
日帰りツーリングHenlyBegins 2WAYシートバッグ(現行はDH-768/769)20L/30Lから選択可イージーリングベルトシートバッグ⇄バックパックに変形、貴重品の心配なし
通常ツーリング(SS乗り)GOLDWIN ツーリングリアバッグ(GSM27002)25-32LX型ベルト容量は十分だがSSだと前ズレしやすい
通常ツーリング(前ズレ対策済み)HenlyBegins シートバッグPRO2(DH-759)42-56Lノンスリップシート+4点支持ベルト前ズレを本気で解決した一台、2〜3泊向け
キャンプツーリングGOLDWIN ツーリングリアバッグ(GSM27000)48-78Lベルトループ式テント・コットまで積めるが、それでも初心者には足りないことも
コスパ重視の入門MOTOFIZZ シェルシートバッグ(MFK-238)10-14LXベルト安いが容量は正直厳しい、最初の1台向け

日帰りツーリングなら:HenlyBegins 2WAYシートバッグ(現行はDH-768/769)

日帰りでも多少荷物があるなら、シートバッグとバックパックに変形できるHenlyBeginsの2WAYシートバッグがおすすめです。観光地でバイクを離れるとき、貴重品ごと背負って行けるので、シートバッグの中身を心配する必要がありません。

自分が実際に使っているのは旧モデルのDH-751(20L)ですが、現在は販売終了しており、現行モデルはDH-768/DH-769に切り替わっています。容量が20Lまたは30Lから選べるようになり、素材もポリエステルとターポリンから選択できるなど、当時より選択肢が増えています。これから購入するなら、自分の荷物量に合わせて容量を選べる現行モデルの方がおすすめです。

なお、機能面や使用感(2WAY仕様の安心感、SS対応のノンスリップシートなど)は旧モデルDH-751での実体験になりますが、基本コンセプトは現行モデルにも引き継がれているはずです。見た目はかなり武骨で、正直バックパック時の形状はダサいですが、機能性は妥協していません。

→ HenlyBegins 2WAYシートバッグレビュー|日帰り用は「見た目より安心感」で選んだ話

通常のツーリング、特にSSバイクに乗っているなら:結論はコレ

ここが一番大事なところです。SSバイクにシートバッグを付けたことがある人なら分かると思いますが、容量に満足できるバッグを選んでも、ブレーキングのたびに前にズレてくるという問題が必ずついて回ります。

GOLDWINのGSM27002も容量自体は十分でしたが、この前ズレ問題からは逃れられませんでした。

最終的にたどり着いた答えが、HenlyBegins シートバッグPRO2(DH-759)です。ノンスリップシートと4点支持ベルトの組み合わせで、ブレーキングのたびに悩まされていた前ズレが完全になくなりました。2〜3泊程度のツーリングなら容量的にも余裕があります。SSバイクに乗っていて前ズレに悩んだことがあるなら、正直これ一択だと思っています。

→ HenlyBegins シートバッグPRO2レビュー|前ズレ地獄から解放された話(結論の一台)

→ 前ズレに悩まされた記録(GOLDWIN GSM27002)はこちら

キャンプツーリングなら:大容量でも初心者は要注意

キャンプ道具一式を積むなら、48-78Lまで拡張できるGOLDWINの大容量タイプが候補になります。ただし正直に言うと、この容量でもキャンプ初心者には足りないと感じる場面がありました。

テント・コット・机・イス・バーナー・マクラを積むと、それだけでほぼいっぱいいっぱいです。小物類は別途システムポーチを追加するくらいの前提で考えた方がいいと思います。

→ GOLDWIN ツーリングリアバッグレビュー|キャンプで感じた「容量不足」のリアル

とりあえず安く始めたいなら:MOTOFIZZ シェルシートバッグ(MFK-238)

見た目重視でとりあえず始めてみたい、という人には、価格の手頃さでMFK-238も選択肢に入ります。ただし正直に言うと、容量面ではかなり厳しく、この経験が結局「容量は妥協しちゃダメだ」という教訓になりました。最初の1台として割り切るなら、という位置づけです。

→ MOTOFIZZ シェルシートバッグ|2代目シートバッグで気づいた「容量」の落とし穴

補足:シートバッグだけでは足りない場合

シートバッグ選びの参考として、シートバッグ以前・シートバッグ以外の積載装備についても触れておきます。

そもそもシートバッグ以外の選択肢:タンクバッグ

荷物が財布・鍵・スマホ程度なら、そもそもシートバッグすら不要かもしれません。タンクバッグ⇄ショルダーバッグに変形するタイプなら、観光地でバイクを離れるときも貴重品を持ち歩けるので安心感もあります。

→ 一番最初に使っていたのはタンクバッグだった話

シートバッグ+サイドバッグ:1週間以上の長期ツーリングの場合

さすがにシートバッグ1個で1週間は厳しいです。自分の場合、DH-759だけでは4日分の着替え・レインコート・PC・カメラでいっぱいいっぱいになり、傘やメンテナンス道具の置き場がなくなりました。そこで導入したのがドッペルギャンガーの防水サイドバッグです。あくまでシートバッグを補う位置づけの追加装備として検討してみてください。

→ ドッペルギャンガー ターポリンサイドバッグレビュー|1週間ツーリングで見えた限界

まとめ:結局どのシートバッグを選べばいいのか

シートバッグ選びで一番多くの人がつまずくのは、「容量」だけで選んでしまうことだと思います。実際、自分もGOLDWINのGSM27002を選んだときは容量に満足していましたが、SSバイクだとブレーキングのたびに前にズレてくるという、容量表記だけでは分からない問題に何度も悩まされました。逆にMOTOFIZZのMFK-238は価格の安さで選んで、今度は容量不足に泣かされました。用途に対して容量が合っているか、固定方式が自分のバイクのシート形状に合っているか、この2点を先に確認してから選ぶべきだった、というのが正直な反省点です。

用途別にもう一度整理すると、判断基準はシンプルです。

  • 日帰りメインで、たまにバイクを離れる → HenlyBegins 2WAYシートバッグ(現行DH-768/769、貴重品を背負って行ける安心感)
  • SSバイクで前ズレに悩んでいる、2〜3泊のツーリングがメイン → HenlyBegins DH-759(一番のおすすめ、固定方式で選ぶならこれ一択)
  • キャンプ道具まで積みたい → GOLDWIN 大容量タイプ(容量に余裕を持たせて選ぶこと、初心者ほどワンサイズ上を検討すべき)
  • とにかく安く始めたい → MOTOFIZZ MFK-238(容量の割り切りは必要、日帰り専用と割り切るなら十分アリ)

シートバッグを何個も乗り継いで分かったのは、「最初から自分の用途と、自分のバイクのシート形状に合ったものを選べば、これだけ遠回りしなくて済んだ」という、身も蓋もない結論です。特にSSバイクに乗っている人は、容量表記だけを見て選ぶと痛い目を見る可能性が高いので、固定方式まで含めて検討することを強くおすすめします。この記事が、これからシートバッグを選ぶ人の遠回りを減らす助けになれば嬉しいです。

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シートバッグの容量だけではどうしても賄いきれない、という人は、身体側に荷物を分散させるという発想も検討してみてください。

→ バイク レッグバッグの選び方とおすすめ7選|快適ツーリングの必需品

積載装備を固めたら、次はバイク本体の盗難対策もセットで見直しておくと安心です。

→ バイク 盗難保険 ロードサービス なら ZuttoRideClub|距離無制限の安心とは

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