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「走りを変えるのはライダーだけじゃない。タイヤが教えてくれた新たな境地」

愛車のZX-10Rに装着していた純正タイヤ、BRIDGESTONE RS11がついに寿命を迎えました。約8,000kmという健闘ぶりでしたが、センターラインがほぼ消失。タイヤ交換は避けられない状況でした。

次のタイヤ選びで悩んだ結果、今回選んだのはPirelli Diablo Rosso IV Corsa。「レースの血統を受け継ぎながら、公道でも扱いやすい」というコンセプトに惹かれての選択です。


なぜDiablo Rosso IV Corsaを選んだのか?


タイヤ選びの際、以下のポイントを重視しました

峠での扱いやすさ
耐久性とコストパフォーマンス
サーキットでも使えるか
タイヤのパターン
濡れた路面への対応

そして、色々考えた結果、Rosso IV Corsaが私の走行スタイルにマッチすると判断しました。


二輪館での購入と充実の保証


今回のタイヤは「二輪館」で購入しました。二輪館では購入したタイヤに対して以下のような安心保証が付いています:

【パンク保証】
通常使用時のパンクに対し、新品への交換や修理対応(※条件あり)
  1. パンク補償は新品タイヤ前後セット代金+交換工賃を補償します、その他付帯商品は対象外です。チューブタイヤの場合、タイヤチューブ・リムバンドも補償対象です。
  2. パンク補償は装着車両が特定できること(車種+ナンバー)。補償期間条件に走行距離があるため、車両が特定でき、購入日の走行距離(オドメーター)を確認する必要があります。
  3. 以下の場合はパンク補償に加入できません。
    • 1本のみの購入。
    • 装着する車両が特定できない。
    • 競技専用商品、ナンバーの無い車両及び日本の公道意外で使用する。
  4. パンク補償は対象店舗にてタイヤ前後セットを購入頂いた場合のみ、補償対象となります。
    • 3輪車両の場合は、3輪同時交換時が対象です。
    • チューブタイヤの場合、新品でタイヤチューブ・リムバンドも同時交換した場合のみ対象です。
  5. 故意によるタイヤパンクの場合には補償対象外です。
【安心の取り付け】
専門スタッフによる確実な装着と調整

2りんかんのタイヤ代

F
120/70ZR17
¥26.730
R
190/55ZR17
¥40.260


PIRELLI DIABLO ROSSO IV CORSA 装着と初期の印象

タイヤ交換後、まず気づいたのは「見た目の格好良さ」。アグレッシブなトレッドパターンがZX-10Rに映えます。サイズは前後とも純正と同じ、前120/70ZR17、後190/55ZR17を選択。

装着直後の慣らし走行では、新品特有の「つるつる感」がありましたが、約100km程度の走行で徐々に馴染んできました。


実走インプレッション


乾いた路面でのグリップ力

「これまでのタイヤとは明らかに違う」

初めて峠に向かった日は、幸いにも絶好のライディング日和。乾いた路面での第一印象は「安心感の違い」でした。純正のRS11と比較して特に顕著だったのは

【リーン角の深さに対する安定感】
傾けていく際の「落ち込み」が少なく、意図したラインをトレースしやすい
【立ち上がり時のトラクション】
コーナー出口での加速時、後輪の食いつきがより確かに
【フロントの接地感】
ブレーキング時やターンイン時のフィードバックが明確で、フロントエンドの挙動がより把握しやすい

濡れた路面での挙動

峠を下る途中で小雨に遭遇し、ウェット路面での性能も確認できました。

正直に言って、濡れた路面に関してはRS11との明確な差は感じられませんでした。しかし、急な雨でも「ここまでは大丈夫」という心理的な余裕が少し広がった印象です。


温度変化への対応

秋の峠では朝夕の温度差が大きいもの。朝方の冷えた路面から、日中の温かい路面まで、Rosso IV Corsaは温度変化に対しても安定したグリップ力を発揮してくれました。特に気温が上がってくるとタイヤの「粘り」が増してくる感覚があります。


街中での使用感

峠だけでなく、日常使いの部分も大切です。市街地や高速道路での乗り味は

【高速道路の直進安定性】
100km/h程度の巡航でもブレやふらつきがなく安定。特に追い越し時の車線変更もスムーズで、安心感がある
【雨天時の市街地走行】
濡れたマンホールや路面標示(白線等)は依然として要注意だが、RS11比でグリップの限界が若干高く感じられ、より余裕を持って走行できる
【街中での低速走行】
信号待ちや渋滞時のバランス取りも安定感があり、SSマシンの弱点である街中走行のストレスが軽減された印象


タイヤを購入する


自分で手組する人向けにリンク貼っておきます


総評:RS11とRosso IV Corsaの比較


約5000km走行した現時点での比較評価です:

項目 BRIDGESTONE RS11(純正) Pirelli Rosso IV Corsa
ドライグリップ ⭐⭐⭐⭐⭐ ⭐⭐⭐⭐⭐
ウェットグリップ ⭐⭐⭐⭐ ⭐⭐⭐⭐
寿命 ⭐⭐⭐ ⭐⭐⭐⭐
コスパ ⭐⭐⭐ ⭐⭐⭐
ウェットグリップ ⭐⭐⭐ ⭐⭐⭐
フィードバック ⭐⭐⭐⭐ ⭐⭐⭐⭐⭐

youtube公開動画



まとめ:Diablo Rosso IV Corsaは峠を愛するライダーの強い味方


「峠で思い切り楽しみたい」「たまにはサーキット行きたい」というライダーにとって、Diablo Rosso IV Corsaは非常に頼もしい選択肢と言えるでしょう。

特にZX-10Rのような高性能マシンでは、タイヤの性能差がより如実に体感できます。価格は決して安くはありませんが、提供してくれる「安心感」と「走りの楽しさ」を考えると、十分な価値があると感じています。

二輪館での購入で付いてくる保証も含め、総合的に満足度の高い選択となりました。次回のタイヤ交換時期も、現時点では迷わずRosso IV Corsaを選ぶでしょう。

【追記】 装着から1年、約5,000km走行した現在も非常に満足しています。センターの摩耗も予想より少なく、まだまだ長く付き合えそうです。


※本インプレッションは個人的な感想であり、走行スタイルや車体、路面状況によって感じ方は異なります。
※二輪館の保証内容は店舗や時期によって異なる場合があります。詳細は最寄りの二輪館にお問い合わせください。

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