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停止表示板とは


道路交通法施行規則第2章

停止表示器材については、道路交通法施行規則第2章において明確に規定されています。これは単なる任意の装備品ではなく、法律で定められた安全確保のための重要な装備です。


停止表示器材の基準

第9条の17 第二十七条の六第一号の内閣府令で定める基準は、次に掲げるとおりとする

一 板状の停止表示器材(次条において「停止表示板」という。)にあつては、次に該当するものであるこ

  • 別記様式第五の五に定める様式の中空の正立正三角形の反射部若しくは蛍光反射部を有するもの又は別記様式第五の六に定める様式の中空の正立正三角形の反射部を有するものであること。
  • 夜間、二百メートルの距離から前照灯で照射した場合にその反射光を照射位置から容易に確認できるものであること。
  • 反射光の色は、赤色であること。
  • 路面上に垂直に設置できるものであること。

停止表示板設置の義務と重要性

高速道路や自動車専用道路において、車両が故障などで停止した場合、停止表示器材を設置することは法律で義務付けられています。この規定は車だけでなく、バイクも例外ではありません。交通事故防止のための重要な安全対策であり、後続車に対して早期に危険を知らせる役割を果たします。

特に高速道路では車両の走行速度が速いため、事前に停止車両の存在を知らせることが二次事故防止に直結します。2022年の警察庁の統計によると、高速道路における事故の約15%が停止車両への追突によるものとされており、適切な停止表示器材の設置は命を守る行為と言えるでしょう。


三角表示板のかわりに ~道路交通法施行規則適合品~


エーモン(amon) パープルセーバー 停止表示灯

三角表示板の代わりに コンパクトで収納しやすい バイクのシート下など 停止表示灯 道路交通法施行規則適合品 6910

製品の特徴と利点

    パープルセーバーは高速道路における緊急停車時、三角表示板の代わりに設置できる道路交通法施行規則適合品です。このコンパクトな停止表示灯には、以下のような特徴があります
超コンパクト設計 33(W)×123(H)×64.5(D)mm
マグネット底面 車のルーフやバイクのタンクなどに簡単に設置可能
シリコン製防水カバー 車体への傷付き防止機能付き
高輝度LED 200m先からでも視認可能な明るさ
防水設計 雨天時でも安心して使用可能
長時間点灯 電池寿命約20時間(点滅モード使用時)
耐久性 耐衝撃性に優れた設計

バイク乗りにとっての収納メリット

バイク乗りにとって荷物の大きさは常に悩みの種です。一般的な三角表示板と比較すると、そのコンパクトさが際立ちます

製品 折り畳み時サイズ 重量
一般的な三角表示板 約440(W)×148(H)×25(D)mm 約700g
エーモン小型三角表示板 436(W)×116(H)×50(D)mm 約500g
パープルセーバー 33(W)×123(H)×64.5(D)mm 約120g

このサイズ差は特にバイクでのツーリングにおいて大きな違いとなります。パープルセーバーであれば、バイクのシート下収納やサイドバッグにも余裕で入り、荷物の最適化が可能です


実際の使用シーン


高速道路での緊急停車時

高速道路で車両トラブルが発生した場合、まず路肩に停車し、ハザードランプを点灯させます。その後、パープルセーバーを車両から十分離れた後方(目安として50〜100m)に設置するか、車の場合はルーフに取り付けることで、後続車に対して警告を発することができます。

バイクの場合は、路肩に停車後、パープルセーバーをバイクのタンクやシート部分に取り付け、すぐに安全な場所(ガードレールの外側など)に避難することをおすすめします。


一般道での故障時

一般道での故障時も同様に、車両を安全な場所に移動させた後、パープルセーバーを設置します。歩道がある場合は速やかに歩道に避難し、歩道がない場合はガードレールの外側など安全な場所に移動しましょう。


夜間の視認性

パープルセーバーは特に夜間において、その真価を発揮します。高輝度LEDにより200m先からでも明確に視認できるため、夜間走行の多いライダーにとっては従来の反射板式三角表示板よりも効果的です。実際に夜間の高速道路で使用した場合、光の拡散効果によって非常に目立ち、後続車からの早期発見に貢献します。


安全性について


車両故障時に停止表示板設置義務を怠ると

この義務に違反した場合、「故障車両表示義務違反」となり、反則点数1点、反則金6千円が科せられます。しかし、それ以上に危険なのは追突事故のリスクです。高速道路での追突事故は重大事故につながりやすく、命の危険に直結することを忘れてはいけません。


高速道路上での後続車への警告重要性

高速道路上では後続車に対して少しでも遠くから存在を認知してもらうことがとても重要になります。時速100kmで走行する車は、1秒間に約28mを進みます。ドライバーが障害物を認識してから実際にブレーキを踏むまでの反応時間を含めると、危険を早期に知らせることが事故防止の鍵となります。

パープルセーバーの高輝度LEDライトは、特に夜間や悪天候時に威力を発揮し、従来の三角表示板よりも遠方からの視認性に優れています。


命を守る適切な対応方法

高速道路でのバイクトラブル発生時の安全な対応手順は以下の通りです

  • 1
    路肩に安全に停車し、ハザードランプを点灯させる
  • 2
    パープルセーバーをバイクに取り付ける
  • 3
    速やかにガードレールの外側など安全な場所に避難する
  • 4
    道路管理者や警察(110番)、JAFなどに連絡する
  • 5
    絶対に車道に出て作業しない

三角表示板との比較


サイズ比較

前述の通り、パープルセーバーは従来の三角表示板と比較して圧倒的にコンパクトです。この差は特にバイクでの携行時に大きなアドバンテージとなります。


収納性

三角表示板は折りたたんでもかなりのスペースを取るため、バイクのシート下やサイドバッグでの収納が困難でした。パープルセーバーなら小さなポーチにも収まるサイズのため、常に携行することが可能です。


設置の容易さ

三角表示板は組み立てて設置する必要がありますが、パープルセーバーはスイッチをオンにしてマグネット部分を金属部分に貼り付けるだけで設置完了します。特に風の強い日や雨天時には、三角表示板が倒れやすいのに対し、パープルセーバーは安定して設置できます。


価格比較

製品 価格帯
一般的な三角表示板 3,000円〜5,000円
エーモン小型三角表示板 約2,500円

価格面でも三角表示板と同等かやや安価であり、コストパフォーマンスに優れています。法律違反による反則金6,000円と比較しても、事前に購入しておく方が断然お得です。


ユーザーレビュー


実際に使用した感想

私自身、バイクでのツーリングが多いため、このパープルセーバーを購入しました。従来の三角表示板を携行する余裕がなかったため、このコンパクトさは非常にありがたいです。

実際に使用してみて感じたのは、設置の簡便さです。バイクのタンクにマグネットで簡単に取り付けられ、その後すぐに安全な場所に避難できるのは大きなメリットです。また、LED光源のため、夜間の視認性が非常に高く、安心感があります。

バッテリー寿命も長く、定期的な点検さえしていれば、いざという時に役立つ頼もしいアイテムだと感じています。

おすすめポイント

バイクツーリング時の必携アイテム – コンパクトで場所を取らない
簡単設置 – 緊急時でもパニックにならず設置可能
– 特に夜間の安全確保に効果的
長期保存可能 – 電池寿命が長く、長期間の保管も可能


まとめ

どれだけきちんと車両をメンテナンスしていても、車両故障・事故に関しては予期せぬタイミングで発生することがあります。それに備えて適切な対策を講じておくことは、ライダーとしての責任でもあります。

パープルセーバーのような道路交通法施行規則適合品を携行しておくことで、万が一の際に法律違反による反則金を避けられるだけでなく、何より自分自身の命を守ることにつながります。

反則金6千円に対して商品価格は2,500円程度と比較的安価なので、持っておいて損はないアイテムです。高速道路上での事故リスクを考えると、安全対策としては必須と言えるでしょう。

車の場合は車両内から天井に貼り付けられるため安全性も確保でき、バイクの場合はタンクなどに貼り付けて速やかに路側帯に避難することで安全を確保できます。

私自身もこのパープルセーバーをツーリングバッグの中に常に携行しており、いざという時の備えとしています。バイクライフを安全に楽しむための必須アイテムとして、強くおすすめします。

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