まずバイク・車におけるECUとは何ぞ!?
目次
ECUとは…
Engine Control Unit(エンジンコントロールユニット)の略称
エンジンを制御するコンピューターシステム
点火機構、燃料噴射装置、スロットル開度、過給器の過給圧、排気、排ガス還元量、動弁機構、セルモーター、イモビライザー
大まかにまとめると上記の点を見ている
役割
主にガソリン噴射と点火時期制御をすることになります
吸い込んだ空気の量を吸入空気量センサーや圧力センサーから計算をして導き出し、その量に見合った燃料を噴射するようインジェクターに指示を出す
ピストンの動きをカム各センサーやクランク各センサーで監視して最適な点火時期を選びだし、イグナイターに点火信号を送っている
燃調も点火時期もエンジン回転数や負荷の状態ごとに最適な値が変わるので、ECU内には燃調、点火ともエンジンの動作状況ごとに対応できるきめ細かい制御データ(マップとも言われる)が入っている
自己診断機能
エンジンのチェックランプをつけたりするのもECUのおかげだ!
カスタムにおける弊害
マフラー・エアークリーナー等のエンジンに直接関係するような箇所を弄ったりすると弊害が発生したりする
純正部品における制御をECUに記憶させているので、吸入する空気量でも点火する時期が変わったり、O2センサーで排ガスの濃度を見たりと色々やっている
少しでも弄ると何かしらの弊害が出る
マフラーを変えたらアフターファイヤーがひどい
水温が上がりやすい
こういったデメリットを解消するのにECUを書き換える
ECUを書き換える事で出来る事
イグニッションタイミングセッティング
レブリミッター回転数セッティング
STP開度セッティング
ETV開度セッティング
スピードリミッター解除
書き換えには二つの選択肢がある
サブコンピューターをつける
よく聞くサブコンってのがこれです
ECUに送られてくる各センサーからの情報を、サブコンピューターを通すことで疑似的に変更しECUに送ることで、燃料噴射量や点火時期を変更することができます。
物によってはサブコン自体を触って自分で調整できる物もあるし、変更できるカ所に制限がかかっている事もある
有名な所がダイノジェット製のパワーコマンダーです
さらにオプションパーツを使用する事で、点火時期の変更・ギアポジションの表示・クイックシフターの取付け・マップの切り替え・データロギング等が行えます。
装着後しっかりとセッティングを行う事により、マシン本来の力を発揮します。
スタンダードからチューニングバイクまで、燃料を適正化する事により乗り味だけでなく燃費も変わる。
その結果として馬力のアップにもつながります。
スタンダード車両からヘビーなエンジンチューニング車両まで幅広く対応。PCに接続する事で、お客様自身で調整も可能ですが、マップ作成(セッティング)については安心できるショップに依頼する事をお勧めします。
メリット
対応車種だと使いまわせる
比較的簡単に純正状態に戻すことができる
デメリット
ハーネスに割り込ませるので取り付けが大変
書き換えできない領域もある
ECUを直接書き換える
Woolich Racingという海外の物を使用して、直接PCと接続してECUを書き換える方法になります
URL:https://www.woolichracing.com/Default.aspx
各ギヤ事の回転数別に1つ1つ調整していく事で可能
メリット
そのバイクのエンジンのポテンシャルを最大限に発揮できる
デメリット
素人が手を出すとエンジンをつぶしてしまう事もある
費用が高額になる
リセットが簡単には出来ない
まとめ
だいたいの人はマフラーを交換したい!と思って交換してると思います。
そして低速がスカスカになったとか、なんかパンパン音なるんだけど…といった不具合が発生したりしてる事もあると思います。そういった不具合を直したいのであればECUの書き換えを強くオススメします
書き換える事によるメリットは絶対にあります!