動力などを張力として伝達する機械要素である。
スプロケットと組み合わせて使用される場合が一般的である。
エンジンの出力を駆動輪に伝達する機構に用いられる。
出力軸のスプロケット(ドライブスプロケット)とサスペンションアームの揺動軸を同軸にできないことから、サスペンションの上下動にともなってドライブスプロケットと後輪軸のスプロケット(ドリブンスプロケット)の軸間距離が変化する。
このため、ローラーチェーンには一定量のたるみを設けて軸間距離の変動を吸収するように設計されている。
目次
チェーンの種類
シールチェン・ノンシールチェーン・極薄シールチェーンがあります
シールチェーン
250㏄以上のバイクに基本的には採用されているチェーンになります
チェーンの伸びを防止するためチェーンのピンとブッシュの間にグリースを注入し、シーリングで密閉したドライブチェーンです
摩擦が低減されるので摩耗が減ります、その為寿命+チェーンの伸びが極端に変わります
シールチェーンはカシメタイプの物しか見た事がないので、自分でやる際には脱着の専用の工具が必要となります
1万前後する工具になりますので、日々のメンテナンスを欠かす事なくしておくと、意外と寿命も伸びます
メンテナンス方法に関しては別記事にて記載する予定です
密閉されているために…。
チェーンルブを吹きかけてもブッシュとピンの中には入り込まないって事
この事からシールチェンのメンテナンスに関してはサビを防止する!をメインターゲットにしておくとよいことがわかります
ZX-10Rに使用可能チェーン
ノンシールチェーン
125㏄以下のバイクに多く採用されています
シールチェンみたいにグリスが密閉されていませんので、定期的なメンテナンスが必要で、ライフも短いですが、価格が安いのがメリットです
脱着の際にもクリップタイプなので専用の工具が必要ありません。ただ少しコツがいるくらいですね
極薄シールチェーン
調べてる内にもう1つ種類があるらしく
極薄シールチェーンというものが存在するみたいです
ライトモーターサイクルのための極薄シールチェーン
薄型シールを採用。ノンシールと同等幅で設計
UW RINGの封入リップを3種類持つトリプルバリア構造により、グリース封入性を大幅に向上。
潤滑性を維持。
独特な形状で接触面積を縮小し、プレートのポリッシュ加工との相乗効果でフリクションを低減。
420/428サイズ共に極薄のU RINGを採用することで、ノンシールチェーンと同等の重量とチェーン幅の設計を実現
極薄シールチェーンについてのまとめ
ノンシールチェーンをシールチェンに変える際に幅が変わるので、スプロケ等を交換することなくチェーン交換をした場合に使用するチェーンと考えればいいのではないでしょうか。
チェーンの伸びについて
チェーンの伸びについて = ピンとブシュの摩耗によるガタ
ピンの位置がセンターからずれてチェーン全体が伸びる
伸びたチェーンによる弊害
・燃費が悪くなる
フリクションロスの所為で燃費が悪くなる
・チェーンの騒音が大きくなる
走行中ガチャガチャとチェーンの音が聞こえる
・小排気量の場合は加速力がなくなる
ガタが出てるのでアクセルワークへの影響
チェーンの価格比較
125ccであるグロムの純正チェーンにて価格の比較をしたいと思います
ノンシールチェーン
強化ノンシールチェーン
シールチェーン
価格がそれぞれ結構違います
強化ノンシールチェーンも自分が購入した際は2500円前後でしたが、今は品薄なのか価格がシールチェン並みになってしまってます。
ノンシールもスタンダードと強化版がありますが、3000キロ前後くらい伸びる印象ですね
この辺りは価格で選びたいものですね
ノンシールチェーンからシールチェンへ移行するメリット
チェーン寿命が倍以上
スムーズなチェーンの動き
初期なじみでの調整後のメンテナンスの楽さ
まとめ
チェーンは定期的なメンテナンスが必要である
メンテナンスに関してはシールチェーンとノンシールチェーンでの意味は変わってくる
メンテナンスは苦でもないし、いつでもやります!人がいたり
金に余裕あるし、メンテナンスなんてめんどくさいわ!って人も居たりするので
どちらにするかは個人の自由でもあります