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今回は兵庫県美方郡香美町にある「矢田川キャンプ場」へのバイクでの初キャンプツーリング体験をレポートします。自然豊かな環境で過ごす時間は、日常の喧騒を忘れさせてくれる特別な体験になりました。バイク初心者の方や、手軽にキャンプツーリングを始めたい方にぜひおすすめしたいスポットです!


矢田川キャンプ場の基本情報

矢田川キャンプ場は、兵庫県美方郡香美町村岡区長瀬933-1にある「道の駅あゆの里矢田川」に併設されたキャンプ場です。清流矢田川のほとりに位置し、緑豊かな自然環境の中でキャンプを楽しむことができます。四季折々の景色を楽しめる穴場的スポットで、特に夏は川のせせらぎを聞きながらの涼しいキャンプが魅力です。

公式サイト道の駅あゆの里矢田川


アクセス方法

住所 〒667-1361 兵庫県美方郡香美町村岡区長瀬933-1
車・バイクでのアクセス 北近畿豊岡自動車道八鹿氷ノ山ICから約40分
神戸市内からは約2時間30分
公共交通機関 JR山陰本線「餘部駅」からタクシーで約15分
【注意点】
場所はかなり山間部にあるため、行く途中で買い出しを済ませておくことをおすすめします。近くにコンビニやスーパーはありませんので、食材や必要な物品は事前に準備しておきましょう。私は香美町に入る前の養父市でトライアルに立ち寄り、食材を購入しました。


設備・施設情報

営業時間 9:00〜18:00(道の駅の受付時間)
定休日 火曜日
キャンプ場設備/th> 炊事場(小規模)
トイレ(道の駅のトイレを利用)
芝生エリア(テント設営可能)
焚き火スペース
RVパーク(車中泊専用エリア)
特徴 オートキャンプ場ではないため車の乗り入れはできませんが、RVパークエリアでは車中泊が可能です。テント設営は芝生エリアに自由に設置できるフリーサイトスタイルです。河川沿いの自然豊かな環境で、夏は川遊びも楽しめます。


料金案内

キャンプ場利用料 1人500円(テントサイト利用の場合)
デイキャンプ:1人300円
RVパーク利用料 1泊1,500円/1台
電源使用料:500円
温泉割引 受付時に温泉割引チケットがもらえます(かすみ矢田川温泉)
RVパーク


初キャンプツーリング準備と装備

初めてのキャンプツーリングということで、荷物の積載と配分に苦労しました。結果的に以下のように2つのバッグに分けて装備を積載しました


キャンプ道具

コールマン ツーリングドームLX(2〜3人用)

軽量でコンパクトに収納でき、バイクツーリングに適しています。中に荷物を入れてもゆったりできます

アストロプロダクツの手斧(600g)

コスパよく使いやすいサイズで、キャンプツーリングにもおすすめの焚き火用の薪割り斧です

【Coleman コールマン】寝袋

(マミー型) 緑 -18度まで対応

Coleman(コールマン) テーブル

コンパクトアルミテーブル 軽量 簡単組立

コールマン(Coleman) チェア

ヒーリングチェアネクスト 折り畳み コンパクト収納

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) バーベキューコンロ 焚火台

1台で焚き火・バーベキュー・ダッチオーブンが楽しめます。 組立はスタンドと本体をセットするだけで簡単。薄型なので収納も折りたたんでコンパクト。 錆びにくい本体はステンレス製。持ち運びや収納時に便利なバッグ付き

Goal Zero LEDランタン

電源ボタンを一回押すと、本体上部の懐中電灯が点灯。もう一度ボタンを押すと4個のLEDが最大の光量で点灯。さらにもう一回押すと、2個のLEDが点灯と3種類のモードを使うことが可能です

スノーピーク(snow peak)クッカーセット

開口部が広い浅型クッカーは調理がしやすく、煮込む料理にも対応します。また、食器として使用するのにも適しています。洗うのも楽な形状です

イワタニ Iwatani 岩谷 カセットガス バーナー

燃料は手軽なカセットガスです 1Lの水が約4分で沸騰します 風防兼用ごとく構造だから風に強い

DOD(ディーオーディー) 軽量ベッド

ベッドがあればキャンプツーリングがもっと快適に。地面のコンディションに左右されずに眠ることができます。バッグインベッドはコンパクト収納でツーリングバッグにも入りやすいサイズ設計です。


食材

  • 夕食・朝食用食材
  • 飲料水
  • 着替え
  • 防寒具

その日の気温でこの辺りは考えてください。

課題点

  • 荷物が多く、特に右側が重たくなりハンドル操作が難しかったため、今後はさらに荷物を減らすか、より効率的な積載方法を検討する必要があります。

当日の行程


道の駅 ようか但馬蔵での休憩

約3時間の下道走行の後、休憩のために「道の駅 ようか但馬蔵」に立ち寄りました。ここで少し体を休め、残り約1時間の道のりに備えました。長時間のバイク走行は想像以上に疲れるので、適度な休憩は必須です。


道の駅 あゆの里矢田川到着

15時頃に目的地である「道の駅 あゆの里矢田川」に到着しました。受付を済ませ、キャンプサイトの利用料500円を支払いました。予約なしでも利用可能なのは気軽に立ち寄れる大きなメリットです

受付では以下のものをいただきました:

  • 利用料の領収書
  • 注意事項の説明書
  • 温泉割引券

テント設営と薪割り体験

芝生エリアの好きな場所にテントを設営できます。到着時は他にも数組のソロキャンパーが既に設営を始めていました。この日は4月初旬でしたが、まだ少し雪が残っている場所もありました。気温は快適で、テント設営には最適な条件でした。

テント設営は久しぶりだったため、ペグの打ち方やフレームの組み立て方を思い出すのに少し時間がかかりましたが、コールマンのツーリングドームLXは比較的シンプルな構造で、初心者でも扱いやすいテントです。

設営後は、持参した手斧でまき割りを体験しました。アストロプロダクツの手斧は価格も手頃で使いやすいサイズですが、最初は切れ味が悪いので、使用前に研いでおくことをおすすめします。


かすみ矢田川温泉でリフレッシュ

キャンプ場から車で約10分の場所にある「かすみ矢田川温泉」に立ち寄りました。道の駅の受付でもらった割引券を使用すると、通常料金よりもお得に入浴できます。


かすみ矢田川温泉の情報

住所 兵庫県美方郡香美町香住区三谷754
電話 0796-37-1126
営業時間 10:00〜20:00
定休日 毎週水曜日(祝日の場合は翌日)
料金 大人630円、子ども320円
特徴 矢田川の景色を眺められる露天風呂、サウナ完備

温泉の温度は低めで長風呂に適しており、ゆっくりとリラックスできました。サウナも完備されていますが、この日は混雑していたため利用を見送りました。温泉で疲れた体を癒した後は、キャンプ場に戻り夕食の準備に取り掛かりました。

温泉の魅力は、矢田川を包む緑豊かな山々と田園風景を背景にした庭園を眺めながら入浴できることです。四季折々の景色を楽しめ、地元の方からは「美人の湯」とも呼ばれています


キャンプ場での夕食と夜の時間

夕食はシンプルに肉と白飯で済ませました。もう少し彩り豊かな食事にすればよかったと少し後悔。次回は野菜も取り入れた献立を考えたいと思います。

食後は周辺を少し散策し、最後は焚き火を囲みながらゆったりとした時間を過ごしました。日が沈むと気温がかなり下がるので、防寒対策は必須です。特に春先や秋口のキャンプでは、思っている以上に冷え込むことがあるので注意しましょう。

星空がきれいに見えるのもこのキャンプ場の魅力の一つです。都会では見られない満天の星空を眺めながら、静かな時間を過ごすことができます。


翌朝の撤収

朝起きると、テントに結露がひどく発生していました。これは春先のキャンプでよく起こる現象ですが、テントが水浸しになっていたので、撤収前にある程度水は払っておきました。

朝食を済ませた後、テントや使用した道具をすべて片付け、キャンプ場をきれいに清掃して出発しました

最後にゴミ等は受付に持っていくと回収してくれます


おすすめポイント5選

  • 1
    予約不要でいつでも気軽に利用可能
    突然の思い立ちでも訪れることができるのは大きな魅力です。混雑期を除けば、当日でもテントを張るスペースは十分確保できます。
  • 2
    清流矢田川のせせらぎを聞きながらのキャンプ体験
    テントサイトのすぐそばを流れる矢田川のせせらぎは、自然の中でリラックスできる絶好の環境を提供してくれます。
  • 3
    近隣に温泉施設あり
    キャンプの醍醐味でもある焚き火や自然の中での食事に加え、近くに温泉施設があるのは大きな魅力です。キャンプの後の温泉は格別です。/div>
  • 4
    リーズナブルな料金設定
    1泊500円という手頃な価格で自然を満喫できるのはコスパ抜群です。設備は最低限ですが、その分自由度が高く、自分だけのキャンプスタイルを追求できます。
  • 5
    バイクツーリングにぴったりのロケーション
    山間部の道を走りながら楽しめる景色と、キャンプ場の落ち着いた雰囲気は、バイクツーリングの醍醐味を存分に味わえます。


注意事項

キャンプを快適に過ごすために以下の点に注意しましょう

  • 1
    買い出しは事前に済ませておく
    周辺には食料品店やコンビニが少ないため、必要な食材や物資は事前に購入しておきましょう
  • 2
    防寒対策は万全に
    特に春秋の季節は昼夜の温度差が大きいため、暖かい服装や寝具を用意しておくことをおすすめします。
  • 3
    テントの結露対策
    春秋の季節は結露が発生しやすいので、テント内の換気に気を配りましょう。また、撤収時に十分乾かす時間を確保することも重要です/div>
  • 4
    夜間のエンジン使用制限
    RVパーク利用の場合、夜間(22:00-6:00)はエンジンの使用が制限されていますので注意が必要です。
  • 5
    水場の利用時間
    炊事場の利用可能時間は限られているため、早めに調理や洗い物を済ませることをおすすめします


結露がひどくてテント水浸しになったので干しておきます


まとめ

矢田川キャンプ場は、バイクツーリングとキャンプを組み合わせた旅を楽しむのに最適なスポットです。自然豊かな環境、手頃な料金、そして周辺の観光スポットや温泉施設など、魅力が満載です。初めてのキャンプツーリングでしたが、とても良い経験になりました。

バイクでの積載量には限りがありますが、必要最低限の装備で十分キャンプを楽しむことができます。今後はさらに荷物を減らし、より軽快に旅をしたいと考えています。

矢田川キャンプ場は予約不要で気軽に利用できるので、突然の思い立ちでも訪れることができるのも大きな魅力です。但馬地方の自然を満喫したい方には特におすすめのスポットです。ぜひ皆さんも訪れてみてください!


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