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はじめに:重要な注意点

まず初めに重要なお知らせ!

ディーラーにお願いすることを強く推奨します!

実際に作業してみて痛感しましたが、Ninja ZX-10Rは他の車種と比較してもラジエターコアガードの取り付けが非常に複雑で難易度が高いです。もしこの記事を読んで自分でやってみようと考えている方は、自己責任でお願いします。

それでも挑戦する勇気ある方へ!

この記事では、最初からラジエーターを外す前提で作業手順を解説していきます。ショートカットは存在しないと思ってください。


なぜラジエターコア&オイルクーラーコアガードが必要なのか?

ラジエターコアとオイルクーラーは、バイクの心臓部とも言える重要な冷却装置です。高速走行時の飛び石や虫、道路の破片などによるダメージから守るために、コアガードの装着は非常に重要です。特に以下のメリットがあります

飛び石などによるラジエターフィンの損傷防止
虫や小石の詰まりを減少させ冷却効率を維持
高価なラジエター交換コストの回避
スポーティな外観によるカスタム性の向上

特にサーキット走行や長距離ツーリングを楽しむライダーにとっては、ほぼ必須のプロテクションパーツと言えるでしょう


必要な工具と準備物


作業の流れ


1.作業前の準備

  1. バイクが完全に冷えていることを確認
  2. 作業スペースを十分に確保し、工具を手の届く位置に配置


2.カウルの取り外し

この作業だけでも相当な手間がかかります。ZX-10Rのカウルは複雑な構造になっているため、慎重に作業を進めましょう。


【注意点】
各カウルを取り外す際につめの接続に注意
力で外そうとしない。カウル内側等にボルト等が残っていないか確認する
取り外したカウルやボルト類は、位置がわかるように整理しておきましょう。


3.ラジエーターの取り外し

  • 冷却水を抜く(キャッチタンクを用意)

  • ラジエーターホースの接続を外す(クランプを緩める)
  • ラジエーターを固定しているボルトを取り外す

  • 慎重にラジエーターを取り出す(フィンを傷つけないよう細心の注意を)


【注意点】
ラジエーターを外さずにコアガードを取り付けようとすると、力が必要になり、アルミ製のラジエーターやコアガードが曲がってしまう恐れがあります。最悪の場合、どちらも破損してしまいます。


4.コアガードの取り付け

ラジエーターを取り外した状態であれば、コアガードの取り付けはスムーズに行えます。

  1. ラジエーターを平らな場所に置き、フィンを傷つけないよう注意
  2. TRICKSTARのコアガードをラジエーターの形状に合わせる
  3. 付属のボルトで固定(締めすぎに注意)
  4. オイルクーラー側も同様に作業

5.ラジエーターの再装着

  1. コアガードを取り付けたラジエーターを元の位置に戻す
  2. 固定ボルトを規定トルクで締める
  3. ホースを接続し、クランプを固定
  4. 冷却水を注入


6.カウルの再装着

分解時と逆の手順でカウルを装着します。この際、配線やホースの噛み込みに注意してください。


よくある問題と対処法

カウルがうまく装着できない
無理に押し込まず、一度取り外して配線やホースの位置を確認しましょう。
冷却水が漏れる
ホースの接続やクランプの締め付けを再確認。それでも漏れる場合はディーラーに相談を。
取り付け後にオーバーヒートしやすくなった
コアガードの取り付けによる冷却効率の低下は通常ほとんどありませんが、走行中の温度に注意し、必要に応じてディーラーに相談しましょう。


取り付け後の効果と評価

実際に装着して1ヶ月ほど走行してみた感想です:

  • 見た目のスポーティさが大幅アップ
  • 高速道路での小石の当たりを気にせず走行できる安心感
  • 洗車時のラジエターフィン清掃が容易に
  • 重量増加はあるものの、走行フィールへの影響はほぼなし

長期的に見れば、ラジエターの寿命延長とメンテナンスコスト削減というメリットは大きいでしょう。


まとめ

Ninja ZX-10RへのTRICKSTARラジエターコア&オイルクーラーコアガードの取り付けは、決して簡単な作業ではありませんが、愛車を守るためには価値のある投資です。初めての方はディーラーに依頼するのが無難ですが、DIYに挑戦する方は、この記事を参考に慎重に作業を進めてください。

これをきっかけに、他のプロテクションパーツ(フレームスライダーやエンジンガードなど)も検討してみるのも良いでしょう。愛車を守りながら、カスタマイズの楽しさを味わってください。


取付方法の詳しいやり方は動画をご覧ください

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